■手順その7 革の下準備 |
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切断後の下準備は必ずもしなければ成らない作業ではありませんが、一手間掛ける事により見た目の良さが増すことは事実です。
上の画像は「へり落し」といい、切断面の角を削る事で切り口が捲り上がった部分を無くし切口の鋭さを緩和します。またパッチのこなれた感じを演出できる。
道具の名称は「へり落し」とか「エッジカッター」といい私の使用しているものは安物で1000円未満で購入できますが、レザークラフトを専門にされている方は1.2万円の高額なものを使用しています。 |
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パッチの周辺のフランジ部分と塗装面の境にステッチング・グルーバーという道具で溝を掘ります。
この溝に縫い糸を通すための針穴を菱目打ちで開けると縫い糸は溝の中に納まり見栄えがよくなります。更にはこの溝を境として絵の具を塗る目明日としても使えてとても便利です。
しかしパッチのデザインや革の薄さや柔らかさで上記の作業が出来ない場合もあります。 |
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その後にニッパーや鋏を使って切断面に出た革の繊維などを切り揃えて下準備は終了します。 |
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