■手順その5 その他の画材 |
|
基本的には絵の具と筆とレザー(本革)があればバッチを描くことは出来るが
それだけだと不都合な点も出てくる。
不透明水彩のアクリル・ガッシュやジェッソを使っても直に革に着色しても思うような発色は期待できないし耐久性でも劣る場合がある。
私の場合はほぼ全てに於いてホワイト・ジェッソを塗って下地を作ってから着色することにしている。
革の質感を残すデザインの場合には透明なクリアジェッソを使う場合もある。
ジェッソは発色を良くする為だけではなく表面に多少のザラツキが出来て絵の具が乗りやすくなるのだ。つるつるの革の場合や何度も絵の具を塗り重ねて塗り面が平らになってしまうと全く絵の具が乗らなくなる事もあるのだ。
絵の具のほかに小瓶のホワイト・ジェッソを揃える事をお奨めする。
上の写真は私が揃えている画材の一部だが、バックペイントまで自分で描きたいときには揃えておきたいものがある。
パッチはジャケットとは別の革に描かれているので安定していて描いた絵が剥がれたりする事は殆どないが,バックペイントの場合はジャケットが不規則な動きをして磨れたり揉まれたりするので剥がれる恐れがある。
其の為にアクリル絵の具に皮膜になり着色力の強くなるペンティングメディウムを混ぜたり、アクリル絵の具を布地に定着できるテキスタイル・メディウムを混ぜて使う。
また最初から布地に印刷するために作られたTシャツくん用のインクを水で薄めて使う場合も有る。 |
■手順その6 材料の購入 |
ベースとなるレザー(本革)はクラフト専門店やホームセンターの他に通販サイトで入手できる。
一番小さなサイズは20×30cmの場合が多く何処で購入しても大きな価格の違いはなく革の種類で多少の違いはあるが1500円前後で購入できるだろう。
面相筆は1本700円位で大・中・小の3本で2100円と見て於くと良いだろう。
ジェッソは必需品ではないが買っておいて損はないだろう。
50mlの小瓶が320円前後だ。楽天
最後に絵の具だが色合いが少ないのであれば単色のチューブで1色あたり250円くらい
少し小さなチューブの12色セットで1500円ほどで入手できる。アマゾン
12色セットの絵の具を選択するとすれば合計で5000円ほどの支出になるが
失敗しなければこの金額でパッチが3枚作れる事に成る。
以上のほかにマスキング・テープや修正用に綿棒などを用意したほうが良い。
|
|
私はパッチのデザインに合うように質感の違う革を何種類か用意している。
大きなサイズで購入して13cmのテープ状にして保存していて
このテーブ状の革からその都度12cmの円形に切り出す。
変形タイプのデザインものも横にすればとることが出来る。
大きなサイズで革を購入すると傷やしわ等で使えない部分もあるので
初心者は使用する分だけ購入するとよい。 |
|
|